新規顕微鏡開発による脳の三次元構造の可視化

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脳構造の三次元的可視化

脳は空間的に多様な領域が入り組んで構成されています。脳機能の理解には、これらを特徴づける神経回路や発現している遺伝子・タンパク質の構造理解が必須です。この問題に当たるため、私達は、顕微鏡開発を専門とする研究者と協力し、微細な脳領域の三次元的可視化・再構築を可能にする顕微鏡開発を行っています。具体的には、従来あまり用いられることのなかった短波長の紫外線を利用して、脳局所の光情報を顕微鏡でスキャンし、情報科学と組み合わせて脳の構造をコンピュータで再構築します。

相澤 秀紀
相澤 秀紀
教授

宮城県出身、博士(医学、千葉大学大学院)。精神科での経験を背景に神経解剖学・生理学を活かした研究で疾患の病態生理に迫りたい。

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